妻が施設に入所し、子供が1人しかいない高齢の資産家のケース(後半)
~信託の仕組み~

 

【民事信託検討のポイント】はこちら

土地及びマンションを信託財産とする受益者連続型信託

 民事信託の仕組みとポイントの解説

1. 自益信託

2. 遺言代用信託

3. 受託者が父のノウハウを吸収し、業務の委託も活用する不動産管理信託

4. 債務者変更

5. 信託の終了時期

 民事信託を安定させるポイント

●受託者への支援

民事信託は、委託者の家族等が受託者となる信託のため、財産管理のプロではない受託者を外部の人々がサポートする仕組みを検討することが必要です。

受託者が受益者の利益を損ねないように信託監督人(注)を設置することも必要かもしれませんが、受託者を支援し信託を安定させる役割を定めることもかかせません。

信託事務の外部委託を活用し、財産管理業務の一部を委託することや信託決算の業務を委託することなど、受託者の状況に応じて検討します。

商事信託のように行政当局より監視がない民事信託ゆえに、信託を安定させる仕組みを十分に検討して、財産管理がままならない『危ない民事信託』を創り出さないよう心掛けることが必要です。

(注)受益者は受託者を監督することができます。しかし、受益者がこれを適切に行うことができない場合に信託監督人を設置することができます(信託法第131条)。信託監督人は、受益者のために、受託者がその任務を怠り、受益者が損失を被った場合の損失補てん又は原状回復の請求権(信託法第92条)などを、自己の名をもって行使することができます(信託法第132条)。

そのほかの事例はこちらからご覧ください

ほかの事例を見る
0 カート
0 フリップ商品/アイテムをカートに入れる フリップ商品