3人の子供がいる資産家のケース(前半)
~民事信託検討のポイント~

相続に関してどのようなことがご心配ですか?

父は、地主だった祖父から土地を相続し、そこにビルを建築しました。父は大変真面目な性格で、賃貸収入の見込みを立て、借入金の返済と修繕計画を作り着実に返済を実行してきたので、銀行借入はすべて返済しています。
ビルの管理はすべて父が行っていますが、知人が認知症で施設や病院に入ったことを聞くたびに、母の生活とビルの管理のことを心配するようになり、ことあるごとに長男に後を託すことを口にするようになりました。
私は両親とは別に生活していて、ビルの管理にも一切関わっていません。海外に住む次女との交流はなく、父の相続時にこのビルをどのように相続したらよいのか、家族の仲が良くても不動産は共有にしない方がよいと聞き心配しています。

  ■家族構成

  ■相談者が所有する資産、負債額についての情報

 課題・問題点への解決に向けて不明、調査が必要、専門家の支援が必要なこと

相談者の父の相続に関する考えについて

ビルについて

相談者の父の相続について家族それぞれの考えは?

税務について

 信託検討のPoint

1. 相続について父の考えを確認する

2. 誰が受託者を務めるのか

3. 両親が健在の間、受託者が財産を管理

4. 父の相続の時、母の相続の時の財産の承継について

5. 信託の終了をいつにするのか

6.信託終了時の信託財産の帰属

本事例の【民事信託の仕組みとポイント】はこちら
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